東山魁夷

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昭和期を代表する日本画家。
1908年横浜に生まれる。
3歳から18歳までを神戸市で過ごす。
兵庫県立第二神戸中学校(現兵庫県立兵庫高等学校)から画家を志し、東京美術学校(現東京藝術大学)に進み、卒業後ドイツに留学。
深い精神性を宿した、平明で静謐な風景画に本領を発揮した。
90年の生涯に多くの傑作を残したが、昭和の障壁画の傑作である奈良・唐招提寺御影堂障壁画が代表作といえよう。
ドイツ留学中に出会ったドイツロマン主義の画家、カスパー・ダーヴィット・フリードリヒを日本に初めて紹介したのも彼である。
また、瀬戸大橋の色を提案したことでも知られる。
香川県立東山魁夷せとうち美術館と長野県信濃美術館東山魁夷館に彼の作品が展示されている他、神戸市にある兵庫県立美術館には遺族から寄贈されるなどした彼の作品が版画を中心に数百点収蔵されている。