アルフォンス・ミュシャ

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ミュシャの描く貴婦人たちは繊細にして華麗、ほのかな色香に包まれ、今なお世界中の人々を魅了し続ける。

1860年 チェコスロバキア生まれ。
アルフォンスミュシャは、フランス・アールヌーヴォー美学の形成に決定的役割を演じた人物として評価され、自然界にあるものを巧みに抽象化・様式化して曲線と直線がおりなす装飾的フォルムを創り出した。
ヴィクトリア朝的女性の理想を表現する彼の芸術は、19世紀末のヨーロッパでは革命的であり、エレガントで流麗なデザイン、洗練された細部の仕上がりと美しさの完璧なバランスは、一般大衆の心と想像力を捉えた。
世紀末に花開いた芸術の響宴の中「ミュシャ様式」というスタイルを確立した彼は、長く人々の記憶に残り敬愛されることであろう。